企業がSDGsに取り組むなら小規模林業を支援したら?

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新規投稿 森林政策に関する考察と雑記
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SDGs(エスディージーズ)。
持続可能な世界を目指して、国連サミットで採択された2016~2030年までの国際目標を意味する。
この目標は、17のゴールとそれを細分化した169のターゲットで構成されている。
目標のうち、6、12、15のゴールに着目すると、持続可能な森林経営を目指す小規模林業(自伐、あるいは自伐型林業)に共通する点が多いことが見えてくる。

SDGsが掲げる17のゴール

SDGsのゴール6

まず、「安全な水とトイレを世界中に」とするゴール6のターゲットにはこのようにある。

6.62020年までに、山地、森林、湿地、河川、帯水層、湖沼を含む水に関連する生態系の保護・回復を行う。

森林の皆伐を行わない小規模林業は山地、森林などの生態系の保護にも寄与できる。

ゴール12

次に「つくる責任 つかう責任」を掲げるゴール12のターゲットにはこうある。

12.82030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。

山間部に暮らしながら森林経営を行う小規模林業はまさに自然と調和したライフスタイルではないか?

ゴール15

最も共通点が多いのは「陸の豊かさも守ろう」を掲げるゴール15。このターゲットには以下のようなものがある。

15.12020年までに、国際協定の下での義務に則って、森林、湿地、山地及び乾燥地をはじめとする陸域生態系と内陸淡水生態系及びそれらのサービスの保全、回復及び持続可能な利用を確保する。
15.22020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる。
15.32030年までに、砂漠化に対処し、砂漠化、干ばつ及び洪水の影響を受けた土地などの劣化した土地と土壌を回復し、土地劣化に荷担しない世界の達成に尽力する。
15.42030年までに持続可能な開発に不可欠な便益をもたらす山地生態系の能力を強化するため、生物多様性を含む山地生態系の保全を確実に行う。
15.5自然生息地の劣化を抑制し、生物多様性の損失を阻止し、2020年までに絶滅危惧種を保護し、また絶滅防止するための緊急かつ意味のある対策を講じる。
15.b保全や再植林を含む持続可能な森林経営を推進するため、あらゆるレベルのあらゆる供給源から、持続可能な森林経営のための資金の調達と開発途上国への十分なインセンティブ付与のための相当量の資源を動員する。

これらは説明するまでもなく、小規模林業の理念をまとめたようなものである。

まとめ

SDGsは近年マスコミにも取り上げられ徐々に知名度が増している。CSRを意識する企業なら今後取り組む必要が出てくるだろう。
「水と生きる」を掲げるサントリーは既にSDGsを意識した取り組みを進めているようなので、このような企業に小規模林業の理念を理解してもらい、小規模林業への新規参入や森林確保の支援をしてもらえないものかと考えている。

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