森林整備などに充てられる新税「森林環境税」は、2024年(下図ではH36)から徴収が始まる。その額はおよそ620億円(図では600億円になっている)。これは多いのか?少ないのか?
林業就業者1・8万人分の給与?
林野庁資料によると、林業就業者の年間平均給与は約340万円(少ない!林業は他の産業と比べて死傷率が高いのに、この給与では林業を目指す人は多くないだろう…)。この給与で620億を割ると約1万8000人分になる。仮に、平均給与を600万円に引き上げたとすれば、1万人分の給与となる。この仮説に特に意味はなく、結局620億円の税金の規模が大きいか、小さいか、よく分からない。
衆議院選挙1回分の税金!?
googleで「600億円 何ができる」と検索すると、中日新聞の「選挙費用600億円で何ができる?」がトップに表示された。
この記事によると、2014年度に行われた衆議院選挙の費用が約616億円だったという。なるほど。森林環境税の規模は、毎年衆議院選挙が行われるようなもの!そう考えると結構な額だ、と思う。
そもそも、600億なんてお金見たことないし、やっぱりこの税額は「多い」と考えるべきではないか?この巨額の税金で、森林や山村は豊かになるのか??納税者はしっかり見ていかないといけない。
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