焼酎は麦派だけど、屋久島の芋焼酎は美味!

番外編
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少し前の話だが、大河ドラマ「西郷どん」に影響されて初めて鹿児島県を訪れた。

せっかく鹿児島に行くなら縄文杉を見てみようと、軽いノリでフェリーに乗り込み屋久島へ。

登山当日はよく晴れ、道すがら現れる巨大スギやトロッコの脱線に出くわすなど、登り5時間、下り3時間の道のりに飽きることはなかった。

脱線したトロッコ

5時間歩いてやっとお目にかかれた縄文杉。圧巻の存在感

芋の香りと甘さを味わえる「三岳」「愛子」

で、ここからが本題。

夕方に宿に戻り、一風呂浴びてから安房(あんぼう)の飲み屋街へ。
フラフラとさまよい、独自の嗅覚で「鮨居酒屋やしま二号店」に入った。

まずは乾いた喉をビールで潤し、刺身、トビウオの唐揚げを頬張る。

そしてドリンクメニューを手に取る。

普段、焼酎は麦派だが、ここは九州、鹿児島である。旅の楽しみはその土地の食・酒を味わうことでもある。

まずはメニューのなかで最も安い「三岳」をロックで。

25度のアルコール度数がガツンと喉を下る。しかし、苦手としている芋臭さはない。
「うまい」。これまで飲んできた芋焼酎とは比べ物にならないほどあっさりしているのに、しっかりと芋の香りを含んでいる。

調子に乗ってメニュー上流の「水ノ森」「大自然林」を飲み比べ、最高峰の「愛子」にたどり着いた。
口当たりは優しく、芋臭さではなく芋の甘さを味わえる。この店にあるどの焼酎よりも1ランク上の存在だった。ちなみに「愛子」は、愛子様が誕生されたときに皇室へ献上されたものだという。
こうして夜は更け、登山の疲労感と心地よい酔いを伴いながら帰路につくのだった。

旅を終えて自宅に戻り、早速「愛子」をネットで購入して楽しんだが、少々値が張るため今は三岳を購入している。どちらも「芋焼酎は苦手」という人にもオススメできるお酒である。

 

 

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